小学生から英語の授業を行う方向に話が進んでるらしい

なんか腑に落ちないところがあるので、自分の考え書きなぐってみる。


以下引用。

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 小学校の英語教育は、学習指導要領の改訂で、11年度に5、6年生で週1コマの「外国語活動」
(英語活動)が導入される予定。3年生からの英語授業は「早期に学習を始めた方が効果が大きい」と
の判断からだ。そのほか、中間報告書には、(1)TOEICなどを活用して小学校から大学までの各
段階での到達目標を明確に設定(2)英語教科書の質や語彙(ごい)数の向上(3)英語教員の採用に
TOEICの点数や英検合格などの条件を課す――なども盛り込む。 
平成20年5月20日 教育振興基本計画に関する緊急提言 (PDF)
さらに、世界のグローバル化に対応し、世界の共通言語としての英語教育強化が中国、韓国
等のアジア諸国やEU諸国において急激に進んでいる。真の国際人になるには、英語力だけ
でなく、日本のことをよく学び、国語力をしっかり身に付けることが大前提になるのは当然であ
るが、我が国においても、小学校からの英語教育の実施、そのための教員研修の充実やAL
T等の確保、英語教科書の質・内容の抜本的拡充等、英語教育改革に早急に取り組む必要
がある。


何が目的なんだろうか?
英語の必要性を理解できない子供たちに、同じく英語の必要性をそれほど感じていない大人が英語を教えることなんてできるんだろうか?
TOEICの点数で英語力が計れるんだろうか?


いろんな疑問がわいてきた。何かが根本的に間違っている気がする。
英語以外の科目にもいえることだと思うけど、それを学校内のテストでそこそこの点数が取れればよい「一教科」として捉えてるうちは、まず自発的に勉強なんかしないと思う。
興味があること、好きになったことは他人に言われなくても自分で調べていろいろと試行錯誤すると思う。多少つらいことがあっても楽しいから。


学校が行うべきなのは、きっかけを作ることだと思う。そして、「英語(数学、理科 etc.)を学習するとこんなに楽しいことがあるんだけど、君もどうかな?」とそっと手を差し伸べることしかできないと思う。何かを教えられるのはそれからだと思う。
決して「俺は(他の国は)こんなにも英語(数学、理科 etc.)できるから、お前もできるようにならなくちゃいけないんだぞ」ということではない。
大人の論理なんて子供には理解できない。


書いてて気づいたけど、最初に感じた違和感はこの暗黙の圧力というか、押し付けだったのかな。
教えようとする側にもっと配慮が必要だ。